2005年12月29日

0と1は大違いだが、1と2は大差ない

小倉氏のトレーサビリティ関連の話は二種類の話がしばしば混ざっている。

一つは、トレーサビリティの問題。これは最後には訴訟に必要な情報までのトレースが可能でなければならないのだが、その方法としての共通IDが色々問題を含んでいるのは技術的な問題なので今回は割愛する。

もう一つ。小倉氏は共通IDが技術的に追い込まれると訴訟や開示請求の問題を出してくるが、これは別問題のはずである。共通IDを実装しようが、今のままならIDから訴訟に必要な個人情報を請求するためには、別個開示請求を行う必要があるはずだ。共通IDを実装するしないと、開示請求についての法改正とは別の問題であろう。(コメント欄で追及している人は大概この事に気づいていよう。単に小倉氏が話しを変えたら、それに合わせて黙って問題点を指摘しているだけであると考えられる)

今回はこの開示請求の簡便化はについて考えたい。これは果たして訴訟のハードルと関係あるのか?

そもそも、多くの人にとっては最初の訴訟が大きなハードルである。これは間違いないだろう。弁護士に相談し、訴訟費用もばかにできず、時間もとられる。しかし、一つの訴訟が二つになって、どれくらいハードルが高くなるだろうか?どれくらいの頻度で発生するのかは知らないのだが、一つの争点について、結果として二つ三つの訴訟を同時に行わなければならない案件は確かに存在するようだ。そういう訴訟は、ではハードルが二倍三倍に高まって訴えるのを諦めるのだろうか。小倉氏は、原告にとって開示請求訴訟が追加されることで、通常の名誉毀損訴訟と比べ具体的にどれくらいの手間や予算が上乗せされるのか、それを明示した上でハードルが高くなっているという批判をすべきなのではなかろうか?そうしないと同じ費用で開示請求まですんのマンドクセ('A`) という弁護士の都合ではないかとかんぐってしまう。
posted by князь Мышкин at 23:52| グァム ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 匿名ネットワーク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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