2005年03月26日

生殺与奪権とは

生殺与奪権
生かしたり殺したり、与えたり奪ったりすること。他人をどのようにも思いのままにすること。「―の権を握る」
これは古くは古代ローマにまで遡ることができるようである。
4.この法は父親は息子に生殺与奪権を与える。

とある。しかしきになるのはその続きである。
などと家族と、裁判に関する内容が書かれています。父親に息子に対する生殺与奪権があるということは、いかに父親の権力が大きいかを示していると言えるでしょう。 

さて、これは父親の権力に由来するというのである。この場合、先に行った権利と権力の考察からすると非常に微妙である。まず父親の力の行使を国家権力が侵害しないし侵害も許さないという契約の上で成り立つという点では権利に相当するはずだからである。しかし一方でこの力の行使はある意味では権力の行使でもあるだろう。他者に生殺与奪されないという子供の基本的人権(権利)という立場からすれば、排除される対象である力の主としての父親は権力者であると考えられるからである。

生殺与奪権が権利となりそうなのは対奴隷の場合であろう。奴隷側は膂力などが優れていようがさまざまな力の行使を(国家)権力により制御され、結果として使用者側は本来の力関係からすれば劣っていても生殺与奪を行使できるという形になるからである。(使用者側は、その生殺与奪権(権利)を、奴隷側に侵害(w)されないという図式)


さて、生殺与奪権を掲げるサイトいくつか見つかった。

彼等は気づいているのだろうか?自分が権力を行使していることに。
コメント欄やトラックバックの削除に対し、相手側はそもそも一切の拒否権(権利)を有していない。そして上位の権力であるサービス提供者もまず動かない。これは契約による間接的な力の行使の許可ではなく、直接的な力の行使であり、力関係が上回っているというまさしく権力の行使であると思われる。

もちろん当該エントリは権力の行使を否定するものではない。せっかくの権力である。行使すればよいと思う。
posted by князь Мышкин at 19:35| ブリスベン ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | トラックバック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Posted by at 2005年07月09日 02:12
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