2005年07月12日

もっとマッチポンプ

9.11がアメリカの陰謀であるか、少なくともわざと防がなかったという陰謀論についてすこし考えてみたい。

色々な可能性はあると思うが、テロを含め自国が戦場になると、それだけで経済的損失は計り知れない。つまりそれを引き起こす動機としては、その損失を補って余りあるほどの利益が見込める場合だけである。陰謀だと唱える人はその利益を提示する必要がある。

まずは9.11以降のアメリカの対応はどうだっただろうか。中東へ進行したわけであるが、これは単なる報復やテロ防止程度のものだろうか。一応は中東を押さえることでの利益とやらが期待できないこともない…かもしれなかった。しかしその見込み、果たしてどれくらい高かったのだろうか。きっちり中東を押さえて石油を掌握できたなら利益はあったかもしれない。しかしそれに失敗したときのリスクを上回ると言い切れただろうか。

そして結局。未だに中東の混乱は収まらず、原油価格は60$の大台に乗った。陰謀に拘るなら、陰謀はあった。だが失敗に終わった、ということになるが、それよりむしろ陰謀などなかったと結論した方がしっくりくる。

それ以外のテロについても同様である。その後の展開で、テロによる被害を補填し、むしろ利益を上げたなら疑わしいが、単に損害だけだったならそのテロを誘発する理由があまりに脆弱である。
posted by князь Мышкин at 01:08| ドバイ ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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