2005年09月04日

ジパング生まれの俺がきましたよ

ネット右翼が右翼と違うのは、そもそも右翼は左翼より前に絶滅寸前の危機的状況に陥っているからではないかと思われてならない。

戦前において国粋主義者は紛う事なき右翼であり、彼らの保守すべき国体は確かにあったろう。そしてその体制と異なる体制を提唱していた中に社会主義者はあり、その頃は両者は明確に右翼―左翼の対立関係を築いていたといえよう。

しかし、である。戦後の日本は
過去に反省を見出しこそすれ、懐古主義的に過去の日本の体制の復興を願うことは大いに難しくなっていたはずである。我々は敗戦を親とし、アメリカに養われた日本人なのである。保持すべき大日本帝国の国体は既に無く、右翼と呼ばれる彼らは復古という変化を望む改革派である。

ここで、新たな保守派が存在するはずである。戦後の日本の体制を承認し、日本なりの資本主義を受け入れ、日本の経済成長を肯定する立場の人たちである。こういった戦後日本の保守派、新たな右派陣営が存在するはずなのだが、それが右翼、左翼議論の中で綺麗さっぱり抜け落ちているのではなかろうか。右翼、左翼という語の響きや本来の意味と現在の意味のずれを考慮せねばならない。右翼は既に保守派ではなく、左翼は社会主義者だけを指すわけではないのである。

こうした保守派は、勢力として大きい一方で、その大半は無意識的であり、政治に無関心であると思われる。現状を肯定するのであるから、特に発言する必要も無い、というわけである。この場合、右と左の明確な境界線などないし、基準も無い。右派といっても完全に何の変更点も無いという主張ではなく、比較的小さい改革で事たるという主張でしかないし、左派といっても今ある全てを否定するわけではなく、比較的大きな改革が必要であるという主張でしかない。以前にも述べた覚えがあるが、右翼と右派と保守、左翼と左派と改革は既に一致しなくなっている。この点を見過ごすと妙な誤解が生ずることになるだろう。
posted by князь Мышкин at 00:05| バンクーバー ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | ネタ雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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